銀行取引コンサルタント原田優昭


大学卒業し、政府系金融機関では21年融資セクションで勤務しておりました。その中では、様々なお客様との取引の中で企業をよくするためにどうするか、資金が回るためにはどうするかを、新規開業時・業績悪化時・M&A等の計画・実行等数多くの場面で経験し成功させてきております。

21年間で、経験した中で、われわれが思っているよりも、銀行とうまく付き合うのは大変苦手で、「よく晴れた日に傘をさし、雨の日に傘を貸してくれない」と言われますが、ただ、本当にそうなのか?もう少し、銀行のことを知り、自分と銀行の目線を合わせた経営を行えば、銀行取引については全然難しくないと考えております。

私は、これまでの経験で得たものを活用しサポートしていくことで、お客様の企業の価値を向上させ、銀行含めた対外的な評価を高めて、銀行取引を円滑にし、さらなる発展につながるようにしていきたいと思っております。


銀行とは


日本の銀行の種類、特徴、金利、商品

種類として メガバンク、地銀、第二地銀、信金、信組、政府系と、それぞれ特徴があります。

金利・商品

長期借入金
固定金利
変動金利
スワップ
変動長プライム
短期借入金
短期プライム
TIBOR

調達しやすい銀行とは?

企業の財務・調達の時期・目的に分けてそれぞれあります。

 

いい会社とは何か


銀行の見方

①売上
運転資金は月商の3か月分程度か、(売掛+在庫-支払債務の範囲)年商以上の借入は借入過多
②売上総利益
売上総利益は時系列で分析するとよくわかります。
③経常利益
営業外損益は恒常的な収益か経常的な費用かを考えます。
④当期利益
最も大事、一番正しくそして返済原資。銀行が重視するのはどれ?なぜ?返済原資がどれほどあるかが大事です。
 

銀行から調達するためには何が大事か


①業種
基本中の基本 何をやっているか?売上で計上するのは基本的には定款で書かれている目的のもの。
②場所
きちんと事務所(店)を構えているかは大事。
③決算内容
□無借金の会社はいい会社か?
収益は、黒字だが役員報酬はゼロ、人件費ゼロはいい会社か?自己資本がなににつかわれているか、預金だけなら意味がない!

□黒字倒産とは?
売掛金が増大しており、勘定合って銭足らずとは?

□粉飾とは?
売掛、在庫の動きはよく見ます。また、貸付金、仮払金等含み損も見られます。
 

計画書とはどういうふうにつくるか?


□売上・・・積み上げ方式。
□経費・・・最大限に費用は見積もる。

 

政策に沿った事業はプラスポイント


□グレーゾーン解消制度
□経営革新
□農業特区、医療、観光等
□経営力強化法に基づく計画